皆さんこんにちは、Rinです!
突然ですが、皆さんは家族や友達、恋人、仕事仲間など、
人と接する時に相手が何を考えているか分かりますか?
いや、その前に、
相手が何を考えているのか考えたときはありますか?
家族や大親友など、気を許している存在と何気なく話すときは、
「今自分と話していてどう感じているんだろう?何を考えているんだろう?」
と思うことは少ないかと思います。
しかし、久しぶりに会う友人、最近付き合い始めた恋人、職場の上司など、
少し緊張したり、話慣れていない人と接するときは、
気を許している存在に比べ、相手がどう感じているのか考えるのではないでしょうか?
では、どうして上記のように、人の考えが気になるのでしょうか。
それは、
相手に良い印象を持ってほしい
円滑にコミュニケーションを取りたい
相手と仲良くなりたい
という考えがあるからだと思います。
そこで少しでも役に立つのが「心理学」です!
「心理学」とはその人自身の考えというよりかは、
人間という動物の思考や、それによる行動を科学的に解明していく学問のことみたいです。
(私は専門的に心理学を学んでいたわけではありません…!!!!)
例えば有名なものが、
「カメレオン効果」
無意識に相手の仕草や表情、行動を真似てしまう現象のこと。
人は自分と同じ動きをする者に親近感や信頼感を感じるため、
意識的に使用することで相手との親密度を高めることが出来る。
心理学に基づいた効果をうまく使用すれば、
人の性格や考え方にあまり左右されず、
「人間」の生まれ持った特性から相手とのコミュニケーションを上手く図れるわけです。
さて、なぜこのようなお話をしたかというと、
「心理学」がグラフィックデザインを制作する上で役立つ要素の1つだから!
心理学がデザインにどう役立つのか、
一見関係の無いように見えますが、グラフィックデザインは「人」が見るもの。
心理学に基づく効果を上手くデザインに組み込めば、
人が興味を示す・見やすくなるデザインにすることが出来ます。
かといって、
むやみにデザインに組み込みすぎても逆に違和感が出てしまいます。
コミュニケーションを取るにおいての効果と同じく、
使い所や使う頻度を考えなければ効果を発揮しません!
それでは早速、
グラフィックデザイン制作に使える心理学の効果をいくつかご紹介します😉
ある物事の見方(枠組み=フレーム)を変えることで、全く違った認識になること。
例えば、1日50個限定の超絶人気カレーパン。
下記のように、言い方を変えるだけで捉え方に大きな差が生まれます!
A.1日50個限定の超絶人気カレーパン!本日はもう残りわずか10個です!
B.1日50個限定の超絶人気カレーパン!本日はまだ10個も残っています!
Aの場合、「もう10個しかないの!?売り切れるの早すぎ🥲」
Bの場合、「え!あんなに人気なのに10個も残ってるの!?」
とっても単純ですが、
捉え方は大分変わりますよね!
こちらの効果は、グラフィックデザインのビジュアル的な部分というより、
キャッチコピーの部分で効果を発揮します。
人が一度に記憶できる限界の数のこと。(7±2または4±1が限界の数とされている)
一番分かりやすい例が、電話番号です!
0120-123-4567
「-」を間にいれることで、
11の数字が、4・3・4と別れ、覚えやすくなっています。
こちらの効果は、グラフィックデザインのビジュアル的な部分でも役立ちます。
複数の情報をそれぞれのジャンルでまとめることで、
同じ情報量でも印象に残りやすくなります!
簡単にいうと、「だめって言われたらやりたくなっちゃう!」という心理。
人から禁止や制限をされると、余計興味を掻き立てられてしまうこと。
有名な例を挙げると、「鶴の恩返し」や、ダチョウ倶楽部の「押すなよ…!」など。
こちらは、キャッチコピーで使用をすると効果大です!
例えば下のように、感動物の映画のフライヤーを、
「涙もろい人は絶対に見ないでください」と宣伝することで、
「そんなに泣ける映画なのか」「涙もろいけどみたい!」と思わせる効果が出ます。
ただ、こちらもむやみに全部制限や禁止をしていいものではなく、
効果的な内容を選ぶ必要があります。
例えば、普通の靴を宣伝するとき、
「絶対にこの靴を履かないでください!」と宣伝しても、
「え?履いちゃだめってことは不良品?」と思われたり、
その宣伝によって購入されたとしても、
「履いちゃだめな理由はなんだったの…?」と、
製品の満足度も十分になければ成り立ちません。
ご紹介は以上です!
他にもデザインに役立つ心理学はたくさん存在するので、
適したものを適した程度で使用してみてください!
適正な使用方法でないと逆効果になってしまうので、
しっかり考えながら組み込んでみましょう!