あの、あんな感じで、ふわふわした感じの!あのー、わかるでしょ!?
わかんない?じゃあ図書くわ!…ほら、こんな感じで、こういう時にふわふわ浮いてるやつ……
言語化って難しいですよね。
ことデザイン等のクリエイティブ分野においては、オブジェクトの言語化が意思疎通に直結しますので、
ここが難航するとデザインも右往左往してしまいがちです。
映像においては特にこの問題が発生しがちです。
理由は単純で、図解難易度が上がるから。
平面デザイン等は、言語化出来なくても図解すればまぁ伝わります。
ただ映像は話が別。絵コンテに起こすのもひと苦労する上に、それで伝わるかも微妙。
使われている参考動画を用意するのが手っ取り早く、そうする方も多いでしょう。
この重大インシデントは数多ものクリエイター、クライアント達がぶつかり続けている高い高い壁で、
その結果面白い事が起こっています。
それは、「ふわっとした言葉でも大体検索すると出てくる」という謎の現象。
これは皆が同じような検索をし続けたがために、検索エンジンが学習した結果できた現象ですが、
今回はこれを用いて、クリエイティブのアレやコレ達を検索していこうと思います。
・履歴から学習されないよう、シークレットモードで行う。
・検索回数は5回まで。
・検索内容はAdobe AfterEffectsのエフェクト等
・エフェクト名や固有名詞など、具体的な名前は入れない。
検索内容から何のことを言っているのか考えてみるのも面白いかもしれませんね。
では早速行ってみましょう。
1. AE ふわふわ 丸いやつ
これは冒頭のふわふわした感じの~のやつです。
果たして出てくれるでしょうか。
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流石に抽象化しすぎだろうか?不安を込めた第一投ですが...
なんとヒット。

この光が浮いていくエフェクトのことでした。
エフェクトはCC Particle World。
Youtubeで作り方まで紹介している動画が出てきました。これは凄い。
正直出ると思っていなかったので驚いておりますが、
ヒットはこの動画のみで、後はひっかかりませんでした。
1回目から幸先が良いですね。どんどん行きましょう。
2. AE 光って切り替える
今回は予想がつきつつも、こう検索されていそうという予想でこんな感じに。
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果たして結果はどうか...
流石にこちらもヒット。予想通りでしたね。

こちらはライトリークとうい映像素材です。
光るような演出と共に切り替わるのがエフェクトの様にも見えるので
AE内の機能と思ってしまいがちですが、これ単体の映像素材として素材サイト等に配布されております。
ちなみに、映像の切り替え時に使うエフェクトはトランジションと言います。
先ほどのパーティクルよりも断然こちらの方が出やすかったですね。
動画でしょうかいしているもの、ブログ等のサイトで紹介しているものも多数ヒットしました。
少しイージー過ぎたか...難易度を上げなければ。
3. AE 真ん中 ふわっと
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次は主語がない検索です。最早どれだけ出てこさせないかの戦いになりつつあります。
しかしこれでも...ヒットしました。凄すぎる。

字送りという、テキストのアニメーターにある機能の一つです。
「文字」や「テキスト」も入っていなかったのに...!
どこか悔しく感じるのは何故でしょうか。
分からなくてもそのまま検索してみる。
5回まで検索制限はなんだったのか、考えていたものが軒並み1撃でヒットしてしまいました。
企画倒れもいいとこですね。
とまぁこんな感じで、ぐっちゃぐちゃのままでもとりあえず検索してみると、意外にも見つかるのです。
分からないことがあるけど、どう検索したらいいのかが分からない。
クリエイターは特に陥る問題ですが、それでもなお、一度検索してみましょう。
時間の無駄だとか、人に聞いた方がとか言っている場合ではありません。調べてみましょう。
そりゃあ分かる人に聞いた方がすんなり理解されると思いますが、
あなたは果たして、その人から説明されて理解しきれますか?
人によってはその方が覚えられるという方もいらっしゃることだと思いますが、私は無理でした。
ならばどうするか。己で解決へたどり着く他ないでしょう。
分からなければ、分からないなりに、探してみる。
貴方の助けにきっとGoogle先生は応えてくれます。
今回はこの辺で。
またお会いしましょう。