暦は12月。もうすぐ2025年、令和7年がやってきます。
年の瀬の予定はいかがでしょうか。私は自室の大掃除かなぁ。
さて、今回皆さんにお話ししたいのは、私たちが仕事として商っており、皆さんの生活に深く根ざしているにもかかわらず、意外と定義が難しい「デザイン」について。
皆さんは「デザイン」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
本日はその言葉が持つ本質について少しだけお話させていただきます。
デザインとは何か? 〜その多様な定義〜
デザインという言葉を聞いて、最初に思い浮かぶイメージは人それぞれ。
グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、ウェブデザイン…。
一見バラバラに見えるこれらのデザインには、実は共通する本質があります。
デザインの語源であるイタリア語の「disegno」は、「描く」「計画する」という意味。
つまり、デザインとは、単なる見た目の美しさではなく、問題を解決するための創造的なプロセスと捉えることができるでしょう。
「デザイン」=「問題解決」と話す方も多いですが、
全員ではないしろこの考え方からきている方は少なくないと思います。
機能的デザイン:使いやすさの追求
デザインの最も基本的な役割は「機能」です。
Apple社のiPhoneを例に取れば、単なる通信機器ではなく、直感的な操作性と美しいフォルムが見事に融合しています。ボタンの配置、画面のレイアウト、さらには持った時の質感まで、徹底的に使う人の体験を考え抜かれていることが伺えます。
…そこまで考えてないかもって?
いいえ。稚拙な物語には考察がされないように、
消費者にそう考えさせるだけのデザインがされているが故に、私たちは凝った考察をするのです。
美的デザイン:感情を揺さぶる力
一方で、デザインには感情に訴えかける力もあります。
建築家の安藤忠雄が設計した美術館は、コンクリートという硬い素材を使いながら、
光と影、空間の流れによって、それだけで鑑賞者の感情を揺さぶったことで話題を呼んでおりました。
美しさは単なる装飾ではなく、人間の感性に働きかける深い表現手段といっても差支えないことが、これまでの美術の歴史から読み取れます。
社会的デザイン:変革を生み出す力
デザインは社会を変える力も持っています。
ユニバーサルデザインの概念は、障害の有無に関わらず、誰もが使いやすい製品や環境を追求します。
点字ブロック、使いやすい家電、分かりやすい案内表示。
これらは すべての人の対象にした、生活の質を向上させるデザインといえるでしょう。
非常口などのピクトグラムはこれだけで言語の壁を越えた情報伝達が可能であり、ユニバーサルデザインと言っても過言ではないでしょう。
似たものではバリアフリーデザインというものがありますが、こちらは特定の障害を持つ人々を対象に設計したり、物理的な障害の除去に重点を置きます。
対してユニバーサルデザインは、あらかじめ障壁のない設計にしておくというアプローチの仕方に違いがあります。
デザインの未来:テクノロジーとの融合
前回、便利系AIについてまとめを出したことが記憶に新しいでしょう。
AI時代に突入した今、デザインの定義はさらに拡大しています。
生成AIによるデザイン支援はもちろんのこと、少し前にお話ししたApple Vision Proなど、仮想現実(VR)空間でのデザイン。
テクノロジーは私たちのデザインの可能性を限りなく広げています。
デザインは単なる形や色の問題ではない。
それは、人間の営みを豊かにし、問題を解決し、感情に訴えかける、最も人間的な創造活動なのかもしれません。
さて、
今回の話をお聞きいただいた皆さんならもうお分かりでしょう。
自分の周りを少し注意深く観察してみてください。
至る所に、誰かの「デザイン」への情熱が息づいていることに気づくはずですよ。
今回はここまで。またお会いしましょう。Somaでした。