腕時計焼けって、ちょっと嬉しいよね。
腕時計部分の日焼けしてない白さと焼けた肌のコントラストを見ると、
夏だなと感じます。
あと、こんなにも焼けたんだなって浸れますね。
さて、
天気予報で真っ赤に染まった地図を見て「今日はかなり暑そうだな」と感じたり、冷房のマークが青色で「涼しい」を連想したりしたこと、きっと誰でもあるはずです。
不思議なことに、温度そのものは目に見えないのに、色で表すとすぐに理解できてしまいます。今回は「温度を色で表す」仕組みと、日常に潜むちょっとした工夫をご紹介します。
色と温度のイメージ関係
人間は昔から、色に「感覚的な意味」を重ね合わせてきました。特に温度はその代表例です。
青 = 冷たい
氷や水を連想させる青は、見るだけで涼しさを感じます。エアコンの冷房ボタンや、夏に売られる“冷感グッズ”の多くが青いのはそのためです。緑 = 快適・涼しい
新緑や木陰のイメージがある緑は、心地よい温度を思わせます。熱くも寒くもない“ちょうどいい”空気感を表すのにぴったりです。黄色 = ほんのり暖かい
春の日差しや電球の光を連想させる黄色は、ぽかぽかしたイメージにつながります。赤・オレンジ = 暑い・熱い
火や太陽の色といえば赤。炎を連想させるだけで「熱い!」と感じる強い色です。冬のホットドリンクやストーブの広告が赤やオレンジなのも納得です。白 = 極端な温度
雪や氷を象徴する白は“極寒”を表す一方で、まぶしい太陽の光や灼熱を白で描くこともあります。極端な温度を強調したいときに使われる色です。
こうして整理すると、色だけで「温度の印象」がしっかり伝わってくるのが分かりますね。
日常生活に潜む「色と温度」
温度を色で表す工夫は、実は私たちの生活のいたるところに隠れています。
天気予報の気温マップ
テレビやネットで見る気温マップは、30℃以上で真っ赤、25℃前後はオレンジや黄色、20℃未満は青や緑、と色で段階分けされています。数字を見なくても「今日は危険な暑さだ」と直感的に分かります。
サーモグラフィー
体温チェックなどで使われるサーモカメラは、温度の高い部分を赤や黄色で、低い部分を青や緑で映し出します。医療や工業分野でも役立っている「色による温度表現」の代表例です。
飲み物や食品のパッケージ
冷たいミネラルウォーターのラベルは青系、ホットコーヒーやカップスープは赤やオレンジ系が多いことに気づきませんか? 商品そのものの温度感をパッと伝える工夫です。
季節商品
夏向けの“ひんやりグッズ”は青いパッケージに氷のデザイン、冬の“ぽかぽかグッズ”はオレンジや赤で暖かさを演出。色で「体感温度」を先にイメージさせて購買意欲を刺激しています。
豆知識:国や文化で違う「色と温度」
面白いのは、色の温度イメージが国や文化によって少し違う点です。
日本では青は「寒い・涼しい」を表すことが多いですが、欧米では「クール(かっこいい、落ち着いた)」という意味合いが強く、必ずしも“寒さ”のイメージには直結しません。
逆に、日本で「白」は雪や寒さを思い浮かべる人が多いですが、砂漠地帯では「太陽の強烈な光」を象徴する色として使われることもあります。
同じ色でも、見る人の文化や生活環境によって感じ方が違うのは面白いですね。
まとめ
温度そのものは目に見えませんが、色を使うことで誰にでも直感的に伝えることができます。
青は冷たい、赤は熱い――このシンプルなイメージが、天気予報から商品パッケージ、広告、暮らしのあらゆる場面で役立っています。
次に天気予報や飲み物のパッケージを手に取るときは、ぜひ「色の温度表現」に注目してみてください。
きっと、身近なデザインの中に“温度を伝える工夫”をたくさん見つけられるはずです。