ウェブサイトや広告でよく目にする「LP」という言葉。マーケティングやビジネスに関わる方々なら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。しかし、いざ聞かれると「LPって一体何?」と思う方も少なくないのではないでしょうか? 今回は、そんな「LP(ランディングページ)」について、改めて解説します。
LPとは?
LPとは、ランディングページ(Landing Page)のことで、直訳すると「(訪問者が)初めに着地するページ」のことです。主に、申し込みや問い合わせなどのアクションを誘導するために、商品・サービスの紹介をする為に「1ページほどでまとめたWebページのこと」というとわかりやすいかもしれません。
LPの目的とは?
LPはサイトを訪問したユーザーに「購入」「お問い合わせ」「資料請求」などの行動をしてもらうために作成することが主な目的となります。つまり、最終的な成果であるコンバージョン(CV)を強く意識して作られるのが特徴です。
LPの流入元とは?
LPの主な流入元はWeb広告です。
LPは目を引くデザインを優先させるため、テキストは少なめになります。その為、検索エンジンの評価においては低レベルのコンテンツとみなされやすく検索上位に表示されることは多くありません。LPはCVに特化したページと割り切り、集客はWeb広告などで行いましょう。
以下にWeb広告の種類と特徴を解説します。
- ・リスティング広告:検索エンジンにおいて特定のキーワードの検索結果の上部に掲載される広告
- ・SNS広告:Twitter、Instagram、LINEなどに出稿する広告。SNSによってメインユーザーの特徴が違うため、自社のLPに合わせて選ぶことが重要。
- ・DSP広告:プラットフォーム(DSP)が所有する広告枠のなかから、特定のユーザー層が集まるサイトに自動的にディスプレイ広告を配信できる。
- ・記事広告:ニュースサイトやキュレーションメディアサイトにおいて記事として紹介される広告。広告らしくないところが特徴。
LPのデザインは、訪問者がそのページをどれだけ読んで、最終的に行動に移すかを大きく左右します。効果的なLPは、単に視覚的に魅力的なだけでなく、訪問者の注意を引き、興味を引き、最終的にコンバージョン(CV)に導く必要があります。そのためには、まず「読まれる」ことが前提となります。ここでは、読まれるLPのデザインに欠かせない要素について、4つのポイントを挙げていきます。
視覚的なアプローチとヒエラルキー
LPのデザインにおいて最も重要なのは、視覚的に「どこを見ればよいのか」を明確にすることです。視覚的なヒエラルキー(階層)は、ユーザーがどの情報を最初に、どれを次に、どれを後で見ればいいのかを導く役割をします。これを実現するためは、フォントのサイズ、色、コントラストを活用し、重要なポイントを目立たせることが大切です。例えば、ヘッダーやサブヘッダーは大きく、太字で強調し、視覚的な流れに沿った形で配置することで、読者は自然と重要な情報に目が引かれます。また、視覚的に分かりやすくするためにアイコンや画像を使用するのも有効な手段です。これにより、テキストだけでは伝わりにくい情報も視覚的に補完され、読者が理解しやすくなります。
直感的なナビゲーションとスクロール誘導
LPにおいて、ナビゲーションの設計は非常に重要です。多くの訪問者は、ページを訪れた瞬間に「どこに進むべきか」を判断する時間が短いため、直感的なナビゲーションが求められます。メニューやボタン、リンクは目立つ位置に配置し、動線を分かりやすく示すことで、訪問者が迷わず次のアクションを取ることができます。特に、スクロール誘導を効果的に使うことで、ユーザーが無理なくページの内容を読み進め、最終的にコンバージョンを促すことができます。矢印やアニメーション、視線誘導を活用し、「次に何をすればよいのか」が自然に分かるようにしましょう。
読みやすいコンテンツとコピーライティング
読まれるLPのコンテンツには、テキストの量や内容の質も大きく影響します。情報過多になると、訪問者はどこから読み始めればよいか分からず、すぐに離脱してしまう可能性があります。そこで、簡潔で分かりやすいコピーライティングが求められます。ポイントを絞り、重要なメッセージを短い文章で伝えることが大切です。また、視覚的にも読みやすいレイアウトを採用しましょう。段落ごとにスペースを取ったり、箇条書きで整理することで、視覚的に負担を減らし、スムーズに内容が頭に入るようにします。さらに、訪問者の心に響くメッセージを伝えるために、パーソナライズされたコピーやストーリーテリングを活用することも有効です。
信頼性を高めるデザインとユーザーの安心感
読まれるLPは、単に視覚的に魅力的なだけでなく、訪問者に安心感を与え、信頼を築くことが求められます。特に、購入や申し込みを促すLPでは、訪問者が「安全で信頼できる」と感じることが重要です。これを実現するためには、SSL証明書や顧客の声、実績、保証内容を目立つ場所に配置することが効果的です。実際のユーザーのレビューや口コミ、あるいは業界の認証マークを表示することで、信頼性が大きく向上します。また、デザイン面では、過度に派手な色やフォントを避け、シンプルで清潔感のあるデザインを選ぶことで、より信頼感を与えることができます。
以上の4つのセクションで、読まれるLPデザインについての重要な要素を紹介しました。
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