【22種類】○○デザインを種類別にざっくり解説【ジャンル紹介】

数年前と比べ、クリエイターという職業に就く人は増加傾向にあります。

一因と言われているのは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる雇用の崩壊と、自宅での時間が大量にあったこと。
2021年にある企業が行った調査によると、感染症流行中にコンテンツクリエイターを自認する人の数50%増加したと言われております。

今や個人で趣味や副業としても嗜まれるデザインですが、
ひとえに「デザイン」と言っても、それは大きな一つの幹であるだけで、細かく枝分かれしております。

今回は時代と共に増加していった、数多ある○○デザインについて簡単にまとめ、解説していきます。
尚、あまりに数が多い為、読みやすいよう一言程度の簡潔にまとめ紹介しております。

これからデザイナーになりたいという方や、今自分が行っているデザインは何て種類のものなのか知りたい方は、是非ご覧ください。

 


グラフィックデザイン

紙物全般をメインに扱い、WEB上のバナーやSNSの画像なども行うなど、
印刷物中心でありながら動くデザイン以外のほぼ全てのデザインを指します。
印刷物などのデザインはグラフィックデザインと一括りに呼ばれることが多いです。

 


WEBデザイン

WEBサイトの見た目に関わる部分を制作することを指す言葉です。
設計は勿論ですが、他にもバナー広告や動画のサムネイルなどの画像デザインなどを扱います。

HTMLやCSS、Java等の技術知識も求められることが多いです。

 


DTPデザイン

DTPとは「Dest Top Publishing」の略で、紙や印刷物に特化したデザインです。
紙の種類・加工方法など紙に関する知識も求められるでしょう。
グラフィックデザインから派生した呼ばれ方です。

 


エディトリアルデザイン

雑誌の表紙やページのレイアウトを行うことを指します。
新聞や書籍など編集作業を必要とする媒体のためのデザインで、
グラフィックデザインから派生した呼ばれ方です。

 


ブックデザイン

外観・中身を含む本作りのトータルデザインを指す言葉です。
本の材質や本文の文字サイズ、行間の幅など、本作りに関する一連の工程全てを担当する人
ブックデザイナーと言います。「装丁家」とも称されます。

 


ロゴデザイン

企業やブランド、サービスやアプリ等様々なもののロゴをデザインすることを指します。
名前だけではなくそのコンセプトや特徴・理念等も含め視覚化・抽象化したもので、
ロゴを作成する対象への深い理解が求められます。

 


パッケージデザイン

食品・飲料・日用品等をはじめ様々な商品の包装・容器の外観をデザインする事を指します。
消費者の購買意欲をかきたてる必要があることからターゲットや社会への理解と分析能力
必要とされます。グラフィックデザインから派生した呼ばれ方です。

 


CGデザイン

CGとは「Computer Graphics」の略で、2Dや3Dのソフトを用いてアニメーション映像や
ゲーム背景、キャラクターのエフェクト等をデザインすることを指します。
音楽業界のMVや映画、建築関係や自動車の設計等でも活用されています。

 


UI/UXデザイン

UIは「User Interface」の略で、ボタンやアイコン等をユーザーが使いやすいデザインにすること、
UXは「User Experience」の略で、サービスを利用する際に良いイメージを与えるデザインを考えることを
それぞれ指します。WEBデザインよりも深くユーザーの視点に立ってデザインする事が求められます。

 


ゲームデザイン

ゲームのキャラクターやアイテム、背景をデザインすることを指します。扱いが広く、
絵を描く人もいればストーリー、世界観、システムなどゲームに関わる全般のデザインが該当します。
絵を描くことを主とするゲームデザイナーはゲームグラフィックデザイナーとも呼ばれます。

 


モーションデザイン

ロゴやキャラクターに動きをつけて、より魅力的に見せたりキャラクターに命を吹き込むデザインです。
CGデザインにおいて動き(モーション)に特化した人をモーションデザイナーと呼び、
ゲームデザインの1つでもあり、その立場は評価や面白さの要とも称されます。

 


キャラクターデザイン

コンセプトやテーマに合わせ、漫画やゲームのキャラクターをデザインすることを指します。
デッサン力やデザインの基礎はもちろん、アナログとデジタル両方の表現力、
立体表現などの
高い知識と能力が要求されます。

 


サウンドデザイン

映画やゲームなどの映像作品に音響を足して、作品の世界観や雰囲気をデザインすることを指します。
観客の期待を操作したり、没入感を生み出したりする役割を担っており、
音響に関する専門的且つ総合的な知識・技術を求められる分野です。

 


インダストリアルデザイン

自動車やカメラ、事務機器など様々な工業製品をデザインすることを指します。
機能性や安全性に配慮しつつ、量産性も考え複雑すぎるデザインにしないなど、
人間工学、材質・加工の知識が必要になるデザイン分野です。

 


プロダクトデザイン

文房具や食器などの生活用品や家電製品など商品に関するあらゆるデザインを指します。
インダストリアルデザインは量産を前提とした工業開発におけるデザインですが、
こちらは企業の取り組む製品が対象であり、有形・無形を問わない事が特徴です。

 


力一デザイン

インダストリアルデザインの中でも自動車に特化したデザインです。
自動車の外装や内装、色や素材、配置など、新車の全体像を構成します。
機能性や安全性は勿論、コストにも配慮してデザインする必要があります。

 


インテリアデザイン

インテリアの空間構成等、内装の企画・設計を行うことを指します。
民家からオフィス、ホテル、学校など、主に住環境の空間を手がけ、
音や温度、ムードに至るまでの演出を構成します。

 


エクステリアデザイン

庭や駐車場など、住環境における玄関より外のデザインです。
建物との調和・統一感の演出を目的に、敷地の外部空間を手がけます。
住宅の第一印象を決める役割だけでなく、防犯性、機能性なども求められます。

 


空間デザイン(スペースデザイン)

上記2つのデザインと異なり、住居などの場所に捉われずにデザインを手掛けます。
屋内・屋外を問わず、対象の空間演出を考えます。場所に縛りのない空間デザインの方が、
高度なセンスや技術、知識が求められるケースが多い傾向にあります。

 


建築デザイン

「建築意匠設計士」と呼ばれることもあり、住宅やオフィスビルなど、建築物そのものの
造形美やデザインを設計することを指します。住環境に関するデザインのため、
見た目だけでなく機能性や耐久性、利便性にも配慮し構成を考える必要があります。

 


ファッションデザイン

服や服飾小物のデザインのことを指します。ブランドや流行に合わせて
それらをデザインすることを一般にファッションデザイナーと呼びます。
服の見た目だけでなく、製造方法や流通、流行の生み出し方などのセンス・知識が求められます。

 


テキスタイルデザイン

テキスタイルとは布のことで、衣類や雑貨、壁材やカーペットなど、
アイテムに使用する織物のデザインを指します。模様は勿論、素材、加工方法、配色なども含め、
見た目と機能面も考慮した布に関する総合的な深い知識を求められます。

 


 

22種類の○○デザイン、駆け抜けてみました。
勿論世の中にある○○デザインはもっと沢山ありますが、
有名どころからあまり広く知られていないものまでざっくりと紹介したつもりです。
自分に合っているもの、自分の仕事はありましたでしょうか?

これを見て色々なデザイナーを知って、皆さまが例えば映画のスタッフロールやゲームのクレジットを見る時に、
前より面白く見れたりなんてしたら良いなと思ったり。

以上、Somaでした。

Soma

Soma

好奇心を刺激するデザインを。

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