こんにちは!
OTOYOです。
娘が産まれてからというものの常に時間に追われているので、
ポストに入っているチラシも基本大きい字しか読みません。
ニュースもタイトルしか見れません。
新しい家電はとりあえず電源入れてボタン押してみます。
1年後、新機能を発見したりします(もっと早く言ってよ〜)
性格的な問題はさておき、
ただでさえ情報過多な時代かつ、多様化の時代。
どんな人にもわかりやすくユニバーサルでなくては。
引き続き、伝達する側としては「ユーザーにとってひと目でわかりやすいか」という視点は大切です。
そこで、自分が自分が!と赤や黄色のデ〜ハ〜なデザインにするのも一手ではありますが、
「余白」をうまく使えば派手な飾り付けをしなくても重要な部分を目立たせることができるということを
自分の名刺デザインを例に皆さんと一緒に再確認したいと思います。
余白をどう捉えるか
余白とは「何も配置されていない空白のスペース」のことですね。
空白のスペース=まだ情報を入れなくては!と思いがちですが、
デザイン制作時には、余白を意識的に扱う必要があります。
例えば要素の「中央配置」
バランスの取れたデザインを簡単に制作できる、
最も無難な配置です。
対する「右(左)揃え」は、
左右いずれかに要素が偏ることで紙面上にコントラストが生まれます。
デザインにメリハリが出るかつ、さまざまなレイアウトを検討する余地が出来ます。
中央配置は無難で高級感があるのですが、同時にやや権威的な雰囲気もありますので
今回は親しみやすい印象となるよう右揃えで進行していきます。
余白の役割
余白には、紙面を演出する要素である他に、
「要素同士をグループ化」したり、重要な部分を強調する役割があります。
例えば、目立たせたい要素の周りにゆったりめに余白を設けると、
他の要素と比べ独立するため目立ちます。
その反対で、似たような情報をひとまとめにすることで、
1つのグループとして認識させることができます。
余白の与える印象
余白の面積によって、デザインの印象を大きく変えることができます。
余白が大きいと「高級感」「ゆったりとした印象」を持たせることができ、
余白が小さいと「楽しい」「賑やかな心象」を持たせることができます。
弊社は「寄り添うクリエイティブ」がスローガンなので、
あまりガツガツこちらが主張する感じよりは、聞き手側らしい印象とするため
「ゆったり」「落ち着いた」イメージとなるよう前者で進行します。
文字のジャンプ率
余白を意識するだけでもかなり名刺デザインらしくなってきました!
あとは、強調したい文字を大きくするなどして更にコントラストをつけていきます。
この時、文字の大きさのコントラストが大きいと「センセーショナル」な印象に、
逆にコントラストが小さめだと「落ち着いた」印象になります。
このように文字の大きさの比率が高いことを「ジャンプ率が高い」逆を「ジャンプ率が低い」 と言ったりします。
最後に名前や社名など、目立つ部分はイラストとの親和性を考えて丸みのあるゴシック体に変更したり、ハイフン(-)の高さを調整したり、文頭のマージンを調整したり、塩コショウで味を整えたら完成です!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
余白の使い方によって、「わかりやすさ」が大きく変わりますね!
更に余白の使い方だけでも紙面がかなり整った印象になりますから、
たかが余白、されど余白ですね・・・!