【ミスが多い】やりがちミス3選と、その対策。【デザイナー】

こんにちは!
約1年半の産育休からこの4月より復帰いたしましたOTOYOです。
さて、今回長いお休みを経て久方ぶりにイラレに触れてみると、
意外と手が覚えているもので、想像していたよりは働ける状態(笑)でほっとしたのも束の間、
お休み前と比べるとケアレスミスが多いなと気がつき、
改めて【ミスを防ぐ】データづくりについて、振り返りたいと思いました。
やりがちなミスの具体例からその対策を紹介していきたいと思います。

・データの先祖帰り

これがもっとも厄介で恐ろしいミスかもしれません…
データの先祖帰りとは、何らかの理由で意図せずデータの内容が以前の内容に戻ってしまうこと(最新版ではないということ)
これが起こると、「このデータはいつ時点のものか」「修正箇所がどこまで直っているか」など無用な確認作業が増えてしまい大変な時間のロスです。早めに先祖返りに気がつけば良いですが、気がつくのが遅ければ遅いほど確認作業が増えます。

対策:作業環境を整える

例えば、私は以下の環境を常に意識しています。

  • PC上には常に最新のデータしか置かない
  • デスクトップに不要なファイルを残さない
  • 校正用PDFデータ書き出しの際は元データの上書きを防ぐため「別名で保存」

バックアップを別で取っていることが前提ですが、
マスターデータが複数あるとそれだけでエラーの確率を高くします。

・トンボのつけ忘れ

校了も出て入稿も済ませてもう安心!と思ったら、「トンボがついていません」とデータを差し戻しされた経験は誰にでもあるのではないでしょうか?タイミングによってはクライアントへの納期がずれ込んだりして地味に痛いミスです。

対策:Illustratorテンプレートを使う

Illustratorテンプレートとは、あらかじめ好みに設定した独自のドキュメントを用意し、新規ドキュメントとして開くことができるファイル(.ait)です。
このテンプレートの中に

  • トンボ
  • ガイド
  • よく使うカラーだけ登録したスウォッチ
  • 文字スタイル/段落スタイル
  • ノンブル

などの要素を設定、プロジェクトごとにカスタマイズしてテンプレを作ったりしています。
毎回アートボードのサイズに矩形を作成して「トンボ作成」とやっていると時間もかかりますし、そもそも作り忘れるリスクがあります。なので、よく作成するドキュメント(例えばA4フライヤー、B5冊子などといった)はテンプレート化して時短してはいかがでしょうか。
Illustratorテンプレートの作り方は簡単で、設定を保存したいデータを開いた状態で「別名保存」→プルダウンで「Illustrator Template(ait)」を選択するだけです。

・要素ずれ


意図せずオブジェクトの一部がずれてしまうことありますよね。
見た目にわかりやすいので割と気がつきやすいミスですが、そもそもズレないようにデータを作成できれば余計な心配ゼ〜ロ〜です。

対策:キーボード操作を確実に

同じオブジェクトが続くときにコピー&ペーストで増やしていくと思いますが、そのとき便利なのがShift+alt(option)ドラッグ&コピーです。これは複製時に水平・垂直・斜め45°の方向に動きが制限されるので、ズレにくくなります。

対策:レイヤー分け

案件にもよりますが、私の場合は主にレイヤーは3層で上から「guide」「design」「back」です。

あまりレイヤーが多いと意図してないレイヤーで作業を進めてしまうことがあったので、極力シンプルな構成にしています。
なおかつ、作業レイヤー以外はレイヤーロックをかけて動かないようにすることで、下手に背景やトンボを動かしてしまわないように予防しています。

まとめ

産育休中に以前から使用していた自分のPCがご臨終してしまい、
復帰後はまっさらな状態のmac&Illustratorにてお仕事再開したのですが、
デフォルトの状態だとやりにくさもあって、環境がミスを誘発していると感じる事が多々ありました。
ミスが起こってしまうと犯人探しや責任の押し付け合いなどに発展してしまいがちですが、
日頃から環境を整えなるべくエラーを予防する姿勢の重要性を改めて感じました。

Otoyo

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